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いまやコスメと育児の話ばかりよ

私はオタクだったらしい

最近仕事していて、「さすがオタクですね」って言われることがありまして。
「え、私ってオタクだったの!?」みたいな。
驚きました。


いや、なんていうか、確かにアニメが好きで漫画を読んでいて、インターネット老人会の話題も参加できるので自虐的に「私ってオタク」という表現を使うことはあるのですが、個人的には「いや私なんぞオタクには入りません」と思っています。
いえ、「オタク」という呼び方に嫌気を感じているわけでも、オタクに見られることを嫌がっているわけではなく。
こう、「私なんぞがオタクと呼ばれていいんだろうか」みたいな、「私なんてまだまだです」という、オタクのみなさんと肩を並べるなんて恐れ多いという、そっちの感情です。


オタクの語源については学生時代、社会学科で学んだ気がするのですがもう10年以上前の話です。
ごめんなさいサバよみました。


私がオタクではないというのは、周りが濃いからというのがあります。


私の幼馴染(アイコン描いてくれている)は、なんていうか「ガチ」で。
同人誌出してて壁だし、私も彼女がいなかったらコミケで売り子なんかしてないですからね(学生時代)。
さらにもうひとりの幼馴染もいい感じに腐っていたので(BLを好む)、私はあまりBLはかじらないので「私はまだ甘いのう」と思っていました。


あと学生時代の友人はいわゆる「ジャニオタ」が数人。そして声優オタクも何人かいます。2.5次元も特撮詳しい子も多い。
私はアニメも見ますが声優さんはほぼ分からないし、ゲームもやらない人間なので、やっぱり「私はまだ甘いのう」と思っていました。


あと家族。
活字中毒な人ばかりで、家には本と漫画が溢れかえっています。私なんて読書量が少ないほうです。やっぱり「私はまだ甘いのう」と思っていました。
少女漫画も好みますが、「名作」と呼ばれているあれこれも全然読んだことないし。


美容も、好きだけどそこまでプチプラからデパコスまで網羅しているわけじゃないし。
舞台も好きだけど、宝塚も何回か行ったことあるけど、そこまで足を運んでいたわけじゃないし……。


そうなんですよ。
オタクでもたくさんあるじゃないですか。
私は「浅く広く」が得意で、アニメも漫画も舞台も音楽もアイドルもコスメも好きでなんとなく全体的に会話について行けるタイプ。
でも深い議論できるかっていうと、そうでもない。


ゲームもしない、声優さんわからない、BL読まない、コスプレもしたことないし、しょこたんみたいな絵もかけないし、ジャンプ系あんまり読まないし、プリキュアはハグプリだけ、仮面ライダーもカブトだけだし……。
わたしなんてまだまだ浅いヤツだわ……と思ってました。
ですが、そんな私でもオタクらしいです。
なんてこった、知らなかった。
34年も生きてるのに、自分がオタクだって知らんかった。
そのオタク感でライターのお仕事頂けているところもあるので、ありがたい話なのですが。
多分、仕事的にももっと「オタクでーす!」って大きく言ったほうが仕事舞い込みそうな気もするんですけど(笑)、でもやっぱ「いえ私はそこまででも」っていう気持ちも大きく。


多分、ここ数年はTwitterとかでかなりすごい「オタク」の人を簡単に見ることができるようになってて、そういう最上位にいるひとと比較しやすいのもあると思います。
舞台のチケット何枚もアップしている人とか、グッズにまみれた部屋をアップしてる人とか、マジ尊い最高推し生きてて最高みたいな呟きしている人とか、コスメ全色買っている人とか。
私は、『マツコの知らない世界』に出てもなにも喋られない。
だからオタクじゃないって思ってたんですよね。
そういう「極端」なすごい「オタク」の人の生活や思考を簡単に知ることができるからか、ここ数年の「いや私なんて」っていうのが強くなっているという気がしています。



いや、しかし。
「普通」の人は『プロメア』を映画館で見て、その感動のあまりシネコンの柱に体をもたれかからせてその場でスマホから全力で感想を怒涛のツイート連投しない気がしますね。


あ。
私、「オタク」ではなくて、ただの「おかしいひと」だったんだ!!!