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いまやコスメと育児の話ばかりよ

今更だけど2017年の紅白歌合戦がとってもよかったので語りたい

あけましておめでとうございます。

2018年ですが

ずっと年末年始は夫の実家に行っていたので、今自宅に帰ってきて録画していた年末年始番組をおっかけ再生しています。
まずゴッドタンのマジ歌、最高でした。
そして紅白歌合戦。
いやあ、2017年の紅白最高でしたね!

私は2016年も振り返っています。
i3valley.hatenablog.jp


欅ちゃんが倒れたとか視聴率が低いとかPerfumeの技術がすごすぎてよくわからないとか(結構毎年コレ)、まぁそういう細かいところは置いておいて!

ハラハラしない司会

ここ数年の紅白はこう、実況しがいのあるというか「ハラハラ感」満載の司会ぶりでしたが、今年はさすがですね。
若いのに司会経験あるからかどっしりとした有村架純ちゃん、いつも力抜けてフラットなニノさん、そして全てをまとめるウッチャン!
桑子さんの方がカミカミだったな(笑)。
架純ちゃんは振袖姿もみたかったところですが!
進行がめちゃくちゃスムーズで、少し失礼にイジったら普通ならネットで炎上しそうなのに、そのキャラクターで許されるニノさんのおかげでとっても面白かった。
ニノさんは衣装もどれも可愛くて似合っててよかったですね~。

今年は視聴者をつなぐ役割を作ったNHK

なによりウッチャン。
紅白って時間がないから巻き巻きなイメージで、歌を終えた歌手はさくっともう忘れられて「はい、次の登場は~」と行くのに、ウッチャンは「いやぁよかった!」「かっこいい!!」などなど、しっかり感想言うんですよ。
だから、そうそうって私たちの視聴者も記憶にしっかり残る。
また曲紹介からスタンバイの間に、「うちの娘が好きで~」「息子が好きで~」と会話のように自然に情報を挟むから、「ああ女の子に人気の歌手か」「そうか仮面ライダーの主題歌だったんだ~」と、それまでその曲を知らなかった視聴者に知らせることができる。
あとは「行ってQのロケじゃねぇぞ」とみやぞんに言ったり、「イモトー! 安室ちゃんかっこよかったよ~!」って自分の番組支持層にもウける発言も入れたりするところもさすが。


ウッチャンのなにがよかったって、「コレが、THE紅白だよね! オレがずっと見てた紅白だよ~」とか「俺たちの世代はみんな聞いてたよ~」「同世代だからさ~」と、あくまでも「視聴者側」だったところなんですよね。
司会って「さぁさぁ、紅白お届けしますよ!!!!」ってガッツリ「放送側(送信側)」だったけど、ウッチャンは本当、視聴者としても楽しんでたの(なのに欅ちゃんたちと踊るし、LIFEのキャラも多数やるし。マルチプレイヤーすぎ!!)。
結構今までって「お届けします!!」圧が強くってそこが視聴者と溝ができてたと思うんだけど、ウッチャンというワンクッションがあったからその押し付け感が感じられなくて、「見やすい」紅白だったと思います。


これ、朝ドラ『ひよっこ』にも言えると思うんですよ。
『ひよっこ』のナレーションはなんと、増田明美さんだったんですよね。
この増田さんは「増田明美」という自身のままナレーションという、朝ドラ出演者じゃないけど番組側という、不思議なポジション。
でもそのおかげで「朝ドラにはよくありますよね~」「どういうことなんでしょうかね~」と、視聴者がツッコミそうな部分をカバーする役割をしてくれる、ナレーションだけど視聴者代表のようで、私はよりドラマを楽しむことができました。


そしてその、『ひよっこ』の主題歌の中継もとてもよかった。
これまでって会場と繋いで、本当「紅白のためにカウントダウンコンサートのお時間割いてもらってどうもどうも!」みたいな感があって、その部分だけぶつ切りになる感が私、好きじゃないんですよ。
でも今年、桑田佳祐の会場には主題歌担当した『ひよっこ』に出てくるイチコというキャラクター、そして有働アナがいて。
有働アナがいることで一気に「NHK」感が出て、ダンスに有働さんも参加したり、歌詞を「有働」に変えたりと、中継ながらも一体感があってとてもまとまった紅白という印象をさらに高めていました。


2017年のNHKってこういう、視聴者との間にひとつ、「クッション」を作ることがすごくうまかったんじゃないでしょうか。

どの歌もよく聞こえる演出

しかし紅白というのは不思議で、それまで歌番組で数回聞いていて知っている曲もめちゃくちゃよく聞こえるものですね。
歌詞が深く入ってくるのです。
2017年紅白はステージと前に花道という宝塚みたいな作りになっていました。
上手く使われててよかったですね。
めちゃくちゃ紅白らしい豪華でダサいセットのときや、本当にシンプルな舞台装置だったりととても曲にあっているのが多くて。平井堅ちゃんやSuperfly、エレカシのときすごくよかったんですよね~。
パッ―っと華やかで椎名林檎&トータス松本も最高でしたし、三代目は私全然詳しくないけど、ゴージャスで華やかな感じがとても年末っぽくてよかった。
あと演出では高校生とのコラボ、出演者の応援、家族のエピソードなど「ベタな紅白」感もそれぞれちゃんとあってよかったです。

考えられたコラボ

あと演出といえば、ウッチャンとバナナマン日村……ヒム子のそれぞれアイドルとのコラボ。
ウッチャンは最初コラボしないと見せかけて、あとで同じ曲のサビだけコラボ。
ヒム子は同じステージには立たないものの、映像でガッツリ参加。
これ、考えられているなぁと。
ウッチャンはネットで「『不協和音』の完コピダンスがすごい」って拡散されてたけど、いきなり彼女たちに混じって踊りだしたらそりゃヲタたちが怒り出すと思う。
「欅だけで見たかった!! いくらウッチャンでもなんで出てきた!」って声が出ただろう。
けどヒム子の方は乃木坂「公式お兄ちゃん」と実績というか、ファンとの信頼関係があるだろうし、乃木坂は欅に比べて出場経験数も多いから多少なにかやっちゃっても大丈夫な感じ。
ここを絶妙に、しっかりと分けていたのはよかったですねぇ。
(『不協和音』を2回やったことで負担で倒れたという話も出てきそうでうが、ここではカット)

象徴的な女性ふたり

ゲストで出た黒柳徹子と、最後の紅白という安室奈美恵という2人の女性もとてもよかった。
女優第一号で現在まで独身の徹子さんと、若くして妊娠~産休そして復帰という芸能界にしては珍しいコースをとった安室ちゃん。
どちらも女性の素敵な生き方をした2人を、同じコンテンツ内で見られたのはとてもよかった。

結婚するひと、しないひと。
子どもを産むひと、産まないひと。
仕事に戻るひと、戻らないひと。
仕事を続けるひと、引退するひと。

女性の多様な生き方を、徹子さんと安室ちゃん2人で表していたような気がする。


と、個人的にとっっても満足な紅白歌合戦でした!
ドラマパート、ウッチャンのコント、中継、本当盛りだくさんだったけどまとまりが本当よかった!!
視聴率が低いとか本当、関係ないと思うわ!
私のココロの満足度はそんなもので測れないよ!(最後意味不明な一文で終わる)