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コスメや漫画や演劇やたまにライターの仕事の話とか

追記あり:見てきた:『図書館戦争 THE LAST MISSION』

ひっさびさに映画見てきました。
1年半ぶりぐらいに映画館に行きました。
私が公開してその次の日に見に行くなんて、ほんとなかなかないことです。

図書館戦争』を

夫がでかけたので、一人で。
私は映画もライブもお芝居も外食も一人で結構なんでもいける方です。
あえて「一人焼肉」とか挑戦しようとは思わないけど、別に一人だろうが2人だろうがどうでもいいです。

図書館戦争』は原作を読んでいて、アニメも見ました。
それから全然読み返していなくって、いい感じに本日まで細かい内容は忘れていました。
ちゃんと今回の映画に向けて前作もスペシャルドラマもやってくれてたのでばっちり見て、そしていざ本日。

感想を! 感想を!

一人でシネコンで見て、そのまま終わったのが夕飯の時間だったので駅ビルでご飯を食べてくればよかったのですが、「もう、家の残り物でいい! すぐ食べてパンフ読んで、この感想をすぐブログにぶちまけたい!」と思い、すぐ帰宅のバスに乗車しました。
そして食事を済ませ、ついでに本屋によって買った『応天の門』4巻を読んでクールダウン、そしてパンフを読んでさぁ、ブログに……!!!!!

事故発生


もう涙で前が見えません……。


私、お芝居もライブも結構自分の中で理解、咀嚼するというか、納得するのに時間がかかるタイプで、すぐ文字にできるタイプじゃないんです。でも、この『図書館戦争』は……! と思ったらまさかのorz
ということで、みなさんも気をつけてくださいね……(私だけかこんなアホなん)。

10/13追記

次の日、レシート持参で売店に行ったら無事取り替えていただけました。
パンフレットも中身大充実で満足です。
あと、パンフ読んだら私原作小説の中身ほとんど覚えてないことが発覚しました。
「危機」「革命」それぞれごっちゃになっとるし、もうこれは読み返すしかないのか。


でも書くわ

感想をまとめるなら、「覚悟があるやつだけ見に行け」。
なんというか、タイトル通りの「戦争映画」なんですよ!!!
結構、前作とドラマってその「図書隊」の特異性とか人間のキャラクターに見応えがあるようになっていたなって、今回のを見て思いました。
主人公がタスクフォースに入ったところが前作だったので、今回はもうそのタスクフォースの一員としてどう働いているかっていう話になるので、最前で働く、つまり「戦争に参加」なんですよね。


もう途中から

「もうやめてあげてぇええええ。゚(゚´Д`゚)゚。」
「もう撃たないでええええええ。゚(゚´Д`゚)゚。」
「あああ、どうなるのおおおお。゚(゚´Д`゚)゚。」


と、もう「感動の涙!」「今年一番泣ける!」とかそういう意味じゃない涙が出まくって大変でした。
そうだわ、この人達「戦争」してるんだわ、と。
スキューン、バーン、ドーン……。あああああ無事でいてええええええええ。゚(゚´Д`゚)゚。

「岡田くんのアクション見られるんでしょ、カッコイー」とか「福士くんがスナイパー? 超カッコイー」とか、「松坂桃李くん、福士くんが出るの? イケメンいっぱい!」という甘い気持ち、ファンでも「榮倉奈々ちゃんと千明様の寮生活キャッキャウフフが可愛いよね~」とか、「堂郁の甘々見られるかな~」とか思って見に行くと大変な目にあいます。


でもその分もちろんすごく見応えがあって、なによりいろいろ考えさせられました。
あと、やっぱり登場人物がみんなピッタリでした。
今回ぐっと来たのが、自分でも意外だったのが石坂浩二さん。仁科そのものが映画のオリジナルキャラだし、『相棒』見過ぎてたのもあるかもしれないけど(笑)、それほど注目してなかったんですよ。
でも今回、仁科の「老い」と「日野の悪夢の生き残り」という責任と図書隊を作ったが戦闘も作ってしまったというジレンマ。
それらがセリフからすごく最初の方から感じられてぐっと来ちゃいました。

すごく考えさせられたこと

表現の自由という名の下で何でも書いてもいいわけじゃない。
でもそれを規制していいわけじゃない。


例えばいまならそれこそ安保のこととかシールズのこととか「そうだ難民しよう」というイラストのこととかね。
いろいろ当てはまるなぁと。
私は政治的な発言はブログやTwitterなどではしないのですが、「発言・発信」をしないだけであるつもりが、考えることをやめていないか? と自分に疑問を持ちました。
そして誰かを「良化隊」や「図書隊」にして戦わせ、自分は安全なところからなにも知らない顔で生きているんじゃないかと。
松坂桃李くんこと、手塚慧が車から「普通の街にいる人々」を見るシーンがあって、そこに映っている笑顔の人々がもしかして自分じゃないか? と思ったのです。
水戸で検閲抗争という戦争が繰り広げられているのに、無関心。
でも自分の「自由」を誰かに血を流して守ってもらっている。
自分もそうなんじゃないか、と。


自分の意見は言わないからと、無知でいること、知ろうとしないことはダメだと。
そして、そこから得た情報は「誰が発信した情報」なのかをちゃんと把握すること、またそこから自分はどう思うかを、しっかり考えること。
「僕の嫌いな彼も彼なりの理由があると思うんだ」的なことをドラゲナイさんも歌っておられましたが、それぞれの信条が蠢き合う歪みそうな世界で、図書館戦争の中では「歪んだ世界」と表現されていたけどまだ、現実としては歪んでない世界で、しっかりせねば。
そんなことを、見ながら思ったのです。


あ、でももちろん堂郁の身長差とか、柴崎と手塚の会話とか胸きゅんパートもしっかりあります。
まりえちゃんと小牧教官のシーンもほんの少しあるよ!
さすが野木さん! という脚本と、絶妙な音楽、轟天だった(「劇団☆新感線」)とは思えない橋本じゅんさんの演技、全てをまとめた監督、本当すばらしいです!!!



以下ネタバレ入りまーす。

ここから下はネタバレありの感想です。
気をつけてください。
またここはパンフ読んだら変わるかもしれないけど、とりあえず今の感想。



*******


もうさーーーーー、映像と音楽効果、すごくありませんか???
あの水戸で良化隊が一面黒い海となって押し寄せてくる場面なんて、なにもセリフなくて「ザッザッザッ」て音だけなのに、もう検閲という不自由に世の中が飲まれていきそうになるような恐怖感。

かと思えば、水戸の本屋に逃げ込みんだあとに郁が出て行くあのシーンはあの「王子様」と出会ったときと真逆にしてあって、そこで私の涙、大決壊ですよ!!!
そして最後図書館で2人が笑顔で話している最後のシーンは、あの「図書館の自由に関する宣言」がしっかり映っていて感動。
さらには戦いをずっと撮り続けた世相社カメラマンのやるせなさ、水戸で待ち構えるフラッシュの数々……。
戦争シーンとの対比、音楽の盛り上げ方、これらはなんとも言えないシーンでした。


んで、水戸の本屋で郁が堂上にキスするじゃないですか。
そこで私、「おわ!?」っと思って、「死亡フラグすぎる!」と素に戻ったんです(原作でもあったっけ? ほら私忘れてるから)。
一瞬、映画『海猿』でいきなりプロポーズしだしたシーンを思い出したのですが(すみません、伊藤英明大好きで『海猿』ドラマも映画も全部見てるんですけどあのシーンは素に戻って劇場で笑い出しそうになりました)。


でも、あれが郁の乙女らしいキャラクターをしっかり表現してるシーンなんだなぁってすぐ思ったんです。
あれが郁なりの「おまじない」なんですよね。最後まで走り切るための。走るための勇気。
肉弾戦で戦いまくって、考えることをやめた水戸の隊員たちに檄を飛ばした、タスクフォースで銃を構える図書隊員。
けど、根は王子様を追いかけて図書隊に入っちゃった水戸の純粋培養娘だったんだなって思い出させてくれるシーンでもあります。
もうそれを思ったらさらに泣けて泣けて。
郁、頑張って、頑張って、走りきって!!! と。


ほんと榮倉奈々ちゃんは郁だったよ……!!
思い出しただけでも泣けるよ……!!


本当、もう後半はのめり込んでハンカチずっと握りしめてました。
見終わって少し経ってから鏡みたら明らかに「泣いた人の顔」になってました……。
もうこれ、明日目が腫れてるわ……。
一人で見て本当に良かった……。



あーーー、ほんと見られてよかった! 興奮が止まらない! 思い出してまた涙が出てきてしまう!


あとはパンフを、パンフを……。