Twitterのフォロワーさんのつぶやきで、8年前の今日、椿屋四重奏が解散したことを思い出しました。
は、はちねんまえ……。
もうそんなになってしまうんですね。
ちょっとまえ、昔のブログでこちらに移植できそうなライブレポを探していたとき、「全然レポじゃないけど当時の私の心境がよく書けている」と思った投稿があって。
今日、ちょうどいいかな、と思ったので載せておきます。
とかいいながら、椿屋時代のライブのレポじゃなくって、2014年のコンポジのレポっていう……。
2014年7月4日 7月4日(金) 名古屋 ボトムライン
yuji nakada presents"SONG COMPOSITE SPECIAL"
サポートメンバー:
奥野真哉 Key (SOUL FLOWER UNION) / 平泉光司 Gt (COUCH, benzo) /
小松シゲル Drs (NONA REEVES) / 隅倉弘至 Ba (初恋の嵐)
(※ここまでにいろいろアホなレポートしてたけど、あまりにもひどい内容だったのでカット)
「よく歌えたなって思う」というフリで始まったのが「Missing」。
これ、入るこまっちゃん(ドラム、小松シゲル)のドラムがすんごいかっこよかった~!!!
一瞬で、空気を変えるドラムっていうか、歌の世界が始まるドラムだった。
平泉さんは「恋人はワイン色」で、普段ボーカルだから「歌いたくなっちゃった」と発言。
中:「どんどん歌ってもらっていいですよ」
平:「ほんとう? じゃぁ他にも歌いたい」
中:「どれ歌いたいです?」
平:「『ヤングマン!』」
中:「え!? 『ヤングマン』!?」
まさかの。
小松ちゃん、ファーストツアー以来の参加ということで。
小:「デモがすごい完成されてて。うわ、どうしようと思って、一生懸命練習したもん。
もう『なんでオレできないんだろう』って、もう最後のほう泣いてた」
中:「え、泣いたの?」
小:「うん。でもやり遂げると、ちょっとオレ成長したって思えて。だから『中田塾』って読んでる。
ほら、矯正ギブスみたいな」
たかしげのアニキみたいな存在、一緒に楽器買いに行ったりとか、と隅倉さんの紹介。
中:「なんか、いまさら隅倉さんて紹介するのも恥ずかしいですねぇ」
隅:「それこそ、和服のとき(=椿屋初期)から知ってるしね。雪駄履いてたよね」
中:「履いてた履いてた。マイクの位置がこんなん(超低くて腰落としてガン見)」
そしてメンバー紹介で無視される奥野さん。
そこから薬物で捕まってしまった某アーティストの話題になり、
奥:「いやきっと、今思てはると思うよ。『あの日に帰りたい』って……」
中:「え!? これで曲入んの!?」
って、ヒドイ入りでユーミンの「あの日に帰りたい」が始まりました(笑)。
あーそうそう、アンコールの「紫陽花」。
中田裕二ひとりで。
間奏に入る前にさ、一瞬、中田裕二がふっと優しい笑顔になったんだよね。
それ見て、私、ドバーって泣いちゃったんですよね。もう……。
何回も聞いてるしさ、もうさ、いまさらなのにさ。
そういや私が中田裕二が作った曲で、初めて買ったCDって「紫陽花」だったなって。
友達に教えてもらった「椿屋四重奏」っていうバンド。
MDで、「椿屋四重奏」と「深紅なる肖像」を友人からもらって。
「紫陽花」リリースまで時期があったころにファンになったから、すっごく「紫陽花」のCDがハイラインレコーズから届くのが楽しみで。
もう、こんな感じでアンコールで思い出が走馬灯のようにダーッと(笑)。
ああ、あんとき一緒にライブ行ってた友人たちとはもう一緒に行かなくなって私、今日一人で。
よく4人ぐらいでライブ行ってたな。
なかには音信不通になっちゃった子もいるのに。
私、大学生だったのが、社会人なって、会社やめて、また会社員になって、結婚もしてさ。
夫になったひと、大学からの付き合いだからさ、椿屋のファン歴とまるまる被ってるなぁーとか思ってさ。
椿屋なんて解散しちゃってさ。
でもさ、あのとき、学生だった私が友人たちと大阪のライブハウスで聞いた曲をさ。
私一人で、苗字も変わって、名古屋で聞いてるんだよ。
あれから8年近く経ってるのに。
また聞いてるんだよ。
だって、その頃椿屋と同じく聞いてたバンドたくさんあって、けどやっぱ椿屋みたいに解散して、その後を私は追わなくなったバンドもあって。
メンバー脱退して、まだほかのメンバー続けてても、追わなくなったバンドもあって。
それでも私はまだ中田裕二が歌う、「紫陽花」をライブハウスで聞いてる。
この前のしょこたん、中川翔子のライブで、最後に「みんなまた会おうな!! 死ぬなよ!」って約束したんだよね。
そうなんだよね。
だって、本当、この会場にいる人みんな、「次」あるかわかんないじゃん。
でもさ、それでもさ、私、まだ聞いてるんだよ。
「紫陽花」聞いてるんだよ。
生で、ライブで聞いてるんだよ。
すげぇな、これ奇跡だなって。
ステージにはさ、今、りょうちんもたかしげも、もちろんやっちんも誰も居ないんだよ。
私の周りには、あのとき一緒にきいてた友達、誰も居ないんだよ。
でもさ、「紫陽花」、歌ってさ、聞いてさ。
もうなんか、そういうの、全部涙で出てきちゃって。
寂しいとか、悲しいとか、そういうのじゃないんだけど。
で、そのあと「恋わずらい」で。
この曲をさーーーーーー、
こまっちゃんのドラムで聞くなんてさーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
こんな日がくるなんて思ってなかったよ!!
なにこのミラクル!!
そりゃ、こまっちゃんがバンドメンバー入ったときに、もう「私の好きなものと好きなモノが繋がっちゃった!」って驚いたけど。
私、「恋わずらい」椿屋の曲の中でも本当、大好きで。
だからもう嬉しくて~~~。
自分の「好き」って感覚すごいな。なにかマジ繋がってるな。
だから恋わずらいでも泣いた。
嬉し泣きやら、なんやら。
好きでいて、良かったよ。
ずっと好きでよかった。
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ココマデ
私、椿屋が解散したとき「私の大学時代の大事な青春だった。ああ、これで私のモラトリアムが終わってしまったのだとも、思った。私も大人にならなくちゃ」とか書いてて。
本当当時はライブハウス通いまくって、カウントダウンジャパン(WEST)の方行って初めて年末年始を家以外ですごしたり、ライブハウスで会う人とライブ終わりにご飯食べたり、青春でしたね。
学生だったので時間はあったし。
すっごく楽しい時間でした。
一人で歌う中田裕二に、一人でライブハウス来ている自分を投影しちゃったんですよね。
大阪での思い出が全部ぶわーっと出てきた瞬間で、すごく泣いたのを覚えています(迷惑)。
特に、名古屋って椿屋四重奏時代に大阪から遠征したときにWアンコール問題があって、ちょっと、勝手に苦手だったんですよ(苦笑)。
そこでこういう感情になるとは思わなかったっていうのも、すごく大きかったなぁ。
まぁ、そういう青春があったよっていう一人の女の日記です。
当時はこういう、レポなのかなんなのかわからないブログを書きなぐっていました。
読み返してめちゃくちゃ恥ずかしかったです……。
勢いってすごい……。
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