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いまやコスメと育児の話ばかりよ

セラムン世代の自分がどうして『HUGっと!プリキュア』を毎週見ているのか分析した

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数年前しょこたんにサインもらったセーラームーンのコスメポーチ。


先日の記事で「よいお年を」とか書きましたが、思い立って更新。
日付変わる前の夜のテンションでこれ書いてるんで、明日朝読み返して「うぎゃー」っていうやつです。


というのも、夕方この記事を読んで。

nlab.itmedia.co.jp


記事にもありますが、おそらく「プリキュア」シリーズを見ている多くは、子どもとその保護者の方でしょう。
私も「子どもとその保護者」に入るのですが、なにせ娘はまだ1歳です。
「その保護者」がメインとなって今の『HUGっと!プリキュア』を見ています。


私はがっつり「セラムン世代」。
セーラームーン(無印)の影響を直球で受けた世代です。
ちなみにいま、33歳です。
どれぐらい直球かというと、あまりにも流行りすぎて運動会の競技のモチーフに「セーラームーン」が使われていたぐらいです。男子も巻き添えでした。可哀想。


なので、「プリキュア」の初代のときにはすでに高校生(大学生)なので、全然通ってないんですよ。
その前の「おジャ魔女どれみ」もわからない。


なぜ、そんな私がいまの『HUGっと!プリキュア』を見ているか。
なぜ、『HUGっと!プリキュア』なのか。
自分で分析してみました。
もともと女の子たくさん出ているアニメは好きだし、大人になってもアニメを見ています。
『HUGっと!プリキュア』は大人が見て面白い内容であることや、大人にもわかる小ネタがあるあるなことはもちろんです。
それでもなぜ、この『HUGっと!プリキュア』なのか。


1:リアル「はぐたん」がいるから

まず、これ。一番の理由。
私はいま1歳になる娘がいます。
そう、いまのプリキュアを見始めたのも「プリキュアも子育てする時代なのか……」というよくわからない誤解から。
なんとなく前情報として「今度のプリキュアは子育てをするらしい」というのは知っていました。
ただ、ガッツリ見るつもりはなく。
実際しっかり見始めたのはほまれちゃんが仲間になるぐらいから。
なので初回はみていません。
というのも、そのころ娘の生活リズムに合わせて日曜も早起きするようになったから。
独身のころ、また夫と二人のときは土日はぐーすか寝ていて、10時起床なんてあたりまえでした。
プリキュア放送時間に起きてないんです。
だから、見ていない。単純ですね。
が、それがまぁ、娘に起こされるので土日関係なく、この時間は絶対起きているようになりました。


娘は2017年の9月生まれなので、0~1歳の子育て中の期間。
そんな娘と同じぐらいの赤ちゃんキャラクターが出ているアニメを放送している、というのは本当なかなかないことだと思います。
今回のプリキュアを一生懸命見ているのは、これが一番の理由です。


「わー、はぐたん離乳食か~」
「わー、はぐたん歩いてる~」
「え……はぐたん、もう喋ってる……?」


自分の娘ことリアルはぐたんと、アニメのはぐたんの成長を重ねていたら、はぐたんに追い抜かされてビビってます。
うちのリアルはぐたんはまだ「まんま~」ぐらいしか喋れません。いやこれは喋っているというのか?
しかしなんでユニクロとかでコラボして「はぐたんのロンパース」とか売らなかったのかな。
絶対買うのに。「はぐたん印のベビーフード」とか、明治あたりが出してもよかった。
絶対買ってた。リアルはぐたんに与えてた。


んで、勝手に思ってるんですけど、私みたいな「プリキュア通ってないけど今回見てる」っていう「ママ」は少なからずいるかな、と……。
Twitterで育児をメインにツイートする「育児アカウント」っていうアカウントジャンルがあるんですけど、そこでメインターゲットの3~6歳の女児の「ママ」ではない方も、プリキュアの話題しているのをチラホラみるんですよね。
あと育児アカウントって結構ヲタクな人も多いので、それもあるかもしれませんが。


2:まこちゃん派だったから

私はセーラームーンのメインの5人のなかだと、断然「まこちゃん派」でした。
木野まことちゃんという、セーラージュピターになる子です。
一番背が高くて、口調もちょっと怖くて、怪力の持ち主なんだけど、いっちばん乙女なんですよ!!!
料理上手で、ファンシーな小物とか集めてて、変身後のピアスもピンクのバラ!


……そう。
いますよね。「はぐプリ」にも。
背が高くて、大人びてるのに可愛いものには目がない乙女。
「輝木 ほまれ」ちゃん。
彼女!
いやー、ストライクですよ。
上で「ほまれちゃんが仲間になるぐらいから。」と書きましたが、彼女の存在がデカいです。
毎週視聴を続けるきっかけは、彼女です。
もう、変身後、ハイヒールなのが最高ね!!!
しかも表情キリッとしてるのに、目がすこしタレ目なのがこれまたかわいい。


そういやさあやちゃんも「ブルーで賢い(医師志望)」なのは、セーラームーンの水野亜美ちゃんを思い出させますね。


3:情報量のちょうど良さ

この前のシリーズ『キラキラ☆プリキュアアラモード』もチラっとは見たんですが、私には情報量が多かったんですね。
「スイーツ」と「アニマル」とモチーフが2つあったのが、私にはキャパオーバーでした。
これは物語途中にチラっとみたせいですね。
キャラ付けにはスイーツだけか、動物だけかどっちかでいいかな、と。
いちごでうさぎ? と1人覚えるのに、モチーフをふたつ覚えなくちゃいけない大変さ……。ああ、オバさんになった証拠かもしれません……。
その点、今回の「はぐプリ」はシンプルなので見やすいです。


この3つがメインの理由です。


あとは、「家族がしっかり描かれている」ということでしょうか。
子育てがメインなので、当たり前かもしれませんが主人公からメインのキャラクターの家族がしっかりと出てくるのがいいですね。
セーラームーンで育った人間には、これが結構新鮮です。
セーラームーンは、仲のいい両親! やんちゃな弟! 以上! な感じでしたから。
うーん、アニメの方はどうだったかな。もしかして描いてたかなぁ。
まこちゃんなんか、両親飛行機事故で死んじゃってて一人暮らしなんだけど、そこらへんの闇はあまり描かれてなかった記憶。
レイちゃんのややこしい家族関係も漫画の番外編にあったけど、漫画本編には出てきてなかったかな。


なので、数年前キンプラ、『KING OF PRISM』にハマってテレビシリーズの「プリリズ」見たときにびっくりしたんですよ。
過去こういう記事を書いてます(私は現在休業状態ですが、アニメ系の記事も執筆します)。
otomelab.com



別でブログにも書いてる(ネタバレ)ぐらい。
i3valley.hatenablog.jp

↑同じこと書いてるんですけど、こういったアニメで主人公と仲間だけ(または敵やライバル)の世界が描かれているのではなく、さらにその奥、主人公たちの家族の背景がしっかり見えてるっていうのが、私にとってはすごく新鮮なんですよ。
さあやちゃんママが猛!オシマイダーになっちゃうなんてもうびっくりな展開ですよ。
いや、家族が敵に取り憑かれるってよくある展開だけど、それまでの前提がこの「はぐプリ」すごくないですか。
女優のママと同じ舞台に立って、そこから巣立っていく娘を見送る母親の寂しさ……って。
そこまで描いてるってすごくないですか(思い出し泣き)。

ということで

今回のプリキュアで「プリキュア=幼児向け=大人がみても面白くない」という私の中の誤解がすっかりとけたので、来年の新しいシリーズも見ると思います。
そして数年後うちのリアルはぐたん、娘がプリキュアのメインターゲット年齢になって、一緒に楽しめるのを楽しみにしています。
さらにその数年後、多分娘がプリキュアを卒業しても、私は見ていると思います。
プリキュアおばさんになるでしょう。
楽しみです。