私は昔「社会性はあるけど協調性はないよね」と言われたことがある。
最もだと思う。
親の教育のおかげで人見知りはほぼなく、その日初めて会ったひとでも、なんか仲良くなったりできる。
けど、集団生活は苦手というか、合わないんだと思う。
それがストレスになって、高校生活最後のほうめちゃくちゃ体調崩してた。
なので、学校生活というものがよかったかと言われると微妙。
でも友達はたくさんできたし、いろんな人がいることもわかったし、やっぱり集団でいるからこそ身についた社会性というか常識というか、そういうのもあるし、そこで見つける自分の個性、みたいなのもある。
余談。よく、「大学でいろんな人がいて楽しい!」っていう意見みるけど、なんか大学ですぐ仲良くなったのは私、実家住まいで価値観似ている子ばっかりだったのよね。
あれは滋賀の山奥だったからか?
高校は社会の縮図
いきなりこんなことを考えたのが、『ReLIFE』のアニメを見ているから。
amazonプライムでもやってるよ~嬉しいYO!!
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三ヶ月で職を辞め、ニートになった27歳の主人公が、「ニート社会復帰プログラム」として若返りの薬を使って高校生になって生活するマンガ。
(紹介記事も書いているので、『オトメラボ』検索してみてね! 宣伝だよっ!)
女友達への嫉妬とか、能力の差とか、恋愛とか。
10代のそういう「あれこれ」を、中身は27歳の主人公がどう関わっていくのかというのが丁寧に描かれている作品です。
縦読みってどうかなーって思ってたんですが、うまくマッチしていますね。
アニメもテンポよくて面白いです。
ふと、こういう「架空の社会実験」に高校が選ばれていたな、と思いだしたのが『死刑囚042』。
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こちらも死刑囚のプログラムの一部として、高校の用務員として過ごすっていうお話。
主人公の見た目こわいけど、出てくる女子高生が美少女揃いだよ。
そして名作。みんな読もう!
本当、高校生っていうのは社会の縮図なのかもしれない。
大学を見据えて勉強頑張るエリート、部活に燃える子、友人にハブられないようキョロ充になる子、すべてにやる気のない子、行き先なくていじめる子、行き先なくて学校に行かなくなる子。
そういうのが中学生より「大人」で、高校という場所はぎゅっと圧縮されている。
みごとなキョロ充、いさりちゃん出てくるマンガ。
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根はいい子たちばかりなのが救い。
『彼氏彼女の事情』にも、主人公が女子に一斉にハブられるシーンで、嫉妬やあこがれ等、『教室にはすべての感情が詰まっている』という描写がありましたね(いま手元にないのでうろ覚えでしか書けません……)。
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みんなそういうのを押し込めて押し込めて、1つの教室に一緒にいるってなかなかやっぱり、すごい場所ですよね。「学校」って。
だからこそ、物語の「特殊なプログラムの舞台」として設定されるんだろうな、と。
たった3年間なんだけど、その3年間で生まれるものっていろいろあるんだろうな。いいものも、わるいものも。
もうすぐ夏休みか~。