何年ぶりかにフェスティバルホールへ行ってきた!!
地球ゴージャス
初、地球ゴージャス。
一度は母と見てみたいね、と言っていたら、今回はあらま、城田優が出るではあーりませんか!!
私たち親子は、『ファントム』、『エリザベート』でもう「舞台役者・城田優」のファンなのです。
おお、更には現役時代は見ることが出来なかった元宝塚の蘭寿とむさんも出演。
しかも大阪はフェスティバルホールと来たもんだ。行くっきゃねぇ。
The Love Bugs
城田優、蘭寿とむ、大原櫻子、平間壮一、マルシアほか
舞台は「虫の世界」。いろんな虫の代表が集まり、1000年に1度の祭典が行われる。
個性的なそれぞれの種族の代表は、歌ったり踊ったりして自分をPRするが、実はその祭典は仕組まれたものだった……、という感じのお話。
ストーリーはいたってシンプル。
虫なので、みんなメイクと衣装が個性的。でもなんかそれが可愛い。
光、照明、映像(プロジェクションマッピング)も豪華。
大原櫻子ちゃんはピッタリの役。初々しさとピュアさが後半になるほど引き立つ。歌もすごくうまい!
平間くんのダンスは本当にアクロバティックで見応えあり。
「あの人の足がきれい、あんな足になりたい」って思うキレイな女性はいるけど、「あんな腕になりたい」と思ったのは初めて、蘭寿とむさん。
腕が長くてしなやか、そして歌もいろんなジャンルを歌こなして、美しい!
そしてマルシアさんは本当に圧倒的。ピリっとしたスパイス、居るだけで舞台がしまる感じ!
そして城田優はファンの贔屓目ふんだんに盛り込んだ感想ですが、いやーーーよかったーーー。あの身長、体格、ビジュアルは本当舞台にぴったり!! 出てきた瞬間からやっぱなんか違うんだよなーっ!
最後は蘭寿さんと城田くんの話になっていきますが、とてもよかった~~~。
そして岸谷さんと寺脇さんはめちゃくちゃ動くね! 歌うね! 踊るね!
知ってたけど、歌歌歌、ダンスダンスダンス!
今回2階席だったんだけど、1階だったらもっと迫力あって圧倒されたかも。
1幕60分、休憩20分、2幕90分でした。
以下個人的な感想
ネタバレなのでよろしく!!!!!!
「続きを見る」とか設定しないですから。
長いわ(笑)。
1幕、マルシアさんやっと出てきて全員そろったーと思ったら休憩になった(笑)。
んで、2幕に最後まで怒涛の展開。え、最後の今、それぶっこんでくる? という設定や展開がゴロゴロ(笑)。
笑いもあるんだけど、もったいないって思う場面が多い。
それは多分、櫻子ちゃんにボケもツッコミもさせてるからだろうな~。彼女の技術が足りないわけじゃなくて、「若い」っていうのが。
天然で笑いをとる役もあって、冷静にツッコミもいれるシーンもあって、どっちかでよかったのにな~~って思う。
ツッコミが絶妙に入るから笑いが起きるのであって、それはベテランの方がやる役割だったんじゃないだろうか、と。
あとは私が大阪人なので「大阪の笑い」と「東京の笑い」の違いかもしれない。
んで、虫の話=ファンタジーだと思って見に行ったら、めちゃくちゃ現実的な話が出てくるから現実に戻っちゃって「あれ~~」というところも。
ファンタジーならファンタジーで終わらせてもらっていいんだけど~。
現実にあったこと、事件をベースにした舞台を見に行くならちゃんとそういう気持ちで見に行くから大丈夫なんだけど、虫の格好してあんな奇抜な衣装で、そんななかにいきなり「北朝鮮」「戦後」「放射能」って出てきても!!!
連想させるワードで十分だったのでは、観客に「それってあの国のこと?」と連想させるぐらいでいいじゃないか。
いや、社会的な話、訴えたいことってすごくわかるけど、わかるけど、いま、私は舞台という非日常を見に来てるんだけど~~~! みたいな。
とくに戦争のくだりは全部カットしても、特にストーリーにはまっっったく問題なかったよね(´・ω・`)
ラストも、いつのまにシルバー全滅したんや? とか、カマキリくんがティアラに食べられるけど、「え、感染したカマキリ食べて、ティアラは感染しないの?」という疑問があるまま行っちゃうので、そこを丁寧に描く時間にあてられたのでは……と思ってしまう。
でもラストのこの部分は本当、城田くんと蘭寿さんがとてもよかったのでそれで帳消しになった感じ。
二人のここのところはすごく良かった。城田くんは哀しい役似合うね。報われない役。トートもエリックもそうだった。
母が開演前、「私遊びすぎやから夏の『エリザベート』はパスしようかな……」とか言ってたのにフェス出るときには「やっぱエリザ、行くわ! 城田くん見なきゃ!」ってなってた。まずはチケット取らなくちゃね……。
フェスはすごく見やすい劇場でとてもよかった。さらにはコインロッカー、クローク、スタンディングでの飲食スペース、お手洗いどれもスムーズ。
とてもよかった~。