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いまやコスメと育児の話ばかりよ

お薬飲んでるけど元気だよ

はてなブログをはじめて、以前やっていたブログよりも断然にアクセス数がいいことに驚いています。
はてなスターという文化も面白いですね。

そこで気がついたのが、


・ミニマリストの方が多い
・ちょっと(もしくはかなり)お疲れ気味の方が多い


ということ。
上は私のガサツでもの多い生活にはほど遠いシンプルライフな方ばかりで、ほうほうと思って拝見しております。
そして下は、多分、

i3valley.hatenablog.jp

i3valley.hatenablog.jp

ということを書いたからかな、と。

そこで、まあ役に立つかわかりませんが、適応障害を患いながらもなんとかやってる私の話でも。
今は本当、真っ暗でなにをしていいのかわからない方も多いと思いますが、それが普通です。
わからないから休んでるんです。休んでいてください。
見る方が多いはてなだからこそ、書いておこうかと。

病気

「適応障害」です。
お薬はパキシル10mg/day
睡眠導入剤はもうここ2年ぐらいは飲まずにいけています。

発病

新卒2年目の冬でした。誕生日は迎えていたから、24歳だったのかな。
というより、もう夏ぐらいからPMSがひどく、婦人科でパキシル少量(5mgだったかな?)を処方されていました。
まず、眠れなくなりました。
そして、全くご飯が食べられなくなりました。
これはおかしいな、と自分で思って本屋に行き、自分は「仮面うつ病」ではないかと思うように秋ぐらいに思いはじめました。
でもどうしていいのかわからず、上司にも相談したけど、あまりいいスケジュールにはなりませんでした。

そのとき私は周りの女性社員が「お弁当女子♪」ブームで、私もお弁当だったのですが、全く食べずに帰ってくる私を母が心配し、病院に連れて行きました。
そしてその病院から心療内科を紹介され、テストを受けると「適応障害」だと一発で診断され、すぐ診断書、会社に行くなとなりました。
ここは実家住まいで助かりました。

おくすりと病院

MAXでパキシル40mg毎日と睡眠導入剤を飲んでいました。
この睡眠導入剤が厄介で、寝過ぎたり眠れなかったり、昼起きてられなかったり、いろんな量やお薬試しました。
季節によってもかなり変わってたと思います。
体調については些細な事でも医師に伝えるが吉。幸い、私はすごくいい主治医に出会えました。
(実は秋に一度自分で行った心療内科は信用しきれなくてブッチして行かなくなりました)
病院も家から近いところにしました。
ひどいときは病院にも行けないぐらいになるので、家からバスや電車1本で行けるところがいいかと思います。

頭のなかが整理できない

まず、ラジオが聞けなくなりました。
TVもバラエティが見られなくなりました。
情報が多すぎるのです。
視聴を続けていると疲れてしまって、気分が悪くなりました。

判断力がない

面白いことに、そこにある服を着ればすむのに「私、今日なにを着たらいいの?」とそれすら選べませんでした。
Syrup16gっていうバンドに「神のカルマ」という曲があるんですけど、その中に

「最新ビデオの棚の前で 2時間以上立ち尽くして 何も借りれない」

っていう歌詞があるんですけど、まさにコレ。
あとそのときは口に入れられた、チョコレートとジンジャーエールで生きていました。


友達に感謝

ということで、近所の幼なじみの友人たちが心配して遊びに誘ってくれたのですが結局動けなくてドタキャンも多かったです。
どれだけそれが楽しみにしてた予定でも、行けませんでした。
それなのに、友達はいいよーって変わらず誘ってくれました。

環境を変えるということ

結局秋~冬はほとんど動けないっていう日が多く、会社を休職→退職という流れのときが結構つらかったです。
せっかく新卒で入った会社だから辞めたくない、でも本当に戻れるの? 戻ってまた私大変なことにならない?
ぐるぐるぐるぐる考えて、結局それもストレスだったのでしょうね。
でも退職が決まってからはある期間めそめそしてましたが徐々にスッキリしていって、ちょっと楽になりました。


その後、実家が富山に引っ越すことになりました。
私は大阪生まれ大阪育ちなのですが、3~11歳まで親の転勤で富山県に住んでいました。
親は老後、富山で過ごすことになり大阪の家を処分することになりました。


富山は大阪と比べて田舎です。
はっきり言って雨が多く、低気圧に弱い私にはつらい時期もありました。
でも、雪国は冬の過ごし方に慣れればすごく楽なんです。乾燥もしないから、お肌にもいい。
太陽光に当たらないといけないメンタル系は秋~冬は本当につらい。
でも富山は冬には雪が降るから、白くて景色が明るいんです。そして湿度もある。
だから今はもう、大阪と愛知の冬は本当つらいですね……。


でもこれは私が昔住んでいたところ、友達がいるから良かったと思います。
いきなり知らない土地に引っ越しはダメだと思います。
こちらもよく主治医と相談し、OKをもらいました。


当時読んでいた本

http://www.amazon.co.jp/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%A7%91%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%93%E3%81%86-%E2%80%95%E5%BF%83%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%BC%E3%81%AF%E8%BB%BD%E3%83%BC%E3%81%8F%E6%B2%BB%E3%81%9D%E3%81%86-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%ABPLUS-%E5%A4%A7%E5%8E%9F-%E5%BA%83%E8%BB%8C/dp/4167656469/ref=pd_sim_sbs_14_4?ie=UTF8&refRID=0GB2H349EP5RKXGVDX1Twww.amazon.co.jp

藤臣柊子さんの本は家族がたまたま持っていたのでたくさん読みました。
古すぎてAmazonに上ぐらいしかリンクがなく……。
彼女のお陰で「心の病気」と当時TVでよく言われていて、「そうか私は心が弱いのか……」という落ち込みから、「脳みそ系」という、そうか、脳みそがストレスで麻痺して楽しいホルモンを出せなくなって、私いまポンコツなんだ~って思えるように。
それもすごく楽になりました。



http://www.amazon.co.jp/9%E5%B9%B4%E3%82%81%E3%81%AE%E6%9C%AA%E7%97%85%E7%94%9F%E6%B4%BB-%E4%B8%8D%E8%AA%BF%E3%81%AA%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86%E8%A1%93-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E5%85%89%E6%81%B5/dp/4840148945/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1435983894&sr=1-2&keywords=%E9%9D%92%E6%9C%A8%E5%85%89%E6%81%B5www.amazon.co.jp

自律神経系に弱い方にもオススメ。
いろんな健康や検査についてわかりやすい! コレで私も冷えとり始めよう! と思いました。


私は傷病手当をもらい、実家でぬくぬくさせてもらえたのはすごくありがたかったです。
でも家族と共倒れになってはどうしようもありません。
イライラは伝染します。絶対に。だからいろいろとさらに悪化します。
そこをどう断ち切るか、そこは家族や友達それぞれの接し方なので、私がいいアドバイスはできません。
けれども、完治はいきなりは無理だけど、「一番最悪な状況はいつか抜け出せる」ということは確かなので、それまでゆっくりしてください。


人間ですから、バイオリズムがあります。浮き沈みあるのは当たり前。今日がいいから明日もイイという確証はありません。
逆に、今日は最悪だったから明日も最悪ということもないのです。

そして同じ所をぐるぐるしていると思うかもしれませんが、ネジの螺旋、ドリルのように同じ所をまわってるかとおもいきや、実は上に向かっているということもあります(これは当時しょこたんが言ってた。すごく救われた)。


わたしもまだまだお薬を飲んでいて、絶好調☆★☆とは言えません。
やっぱり、20代の楽しい時期を病気でほぼ引きこもってたっていうのは本当にもったいなくって悔しいなって思います。
でもまぁ、そのぶん結婚で家を出る前に家族でのんびりできたと思ってます。


焦るのは当たり前です。
まぁでもとりあえず、温かいお茶やらホットミルクでも飲みましょうか。