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いまやコスメと育児の話ばかりよ

高齢者美容にはWEBの力が必要だ~コスメコンシェルジュ交流会にて考えたこと

先日名古屋で行われた「コスメコンシェルジュ交流会」に参加してきました。
妊娠、出産の間は全く講習会も行けてなかったので、本当に久々の参加……。
産後ひとりで電車のるのも初めてで、ドッキドキでした。

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コスメコンシェルジュバッヂ

高齢者美容

そんななか、たまたま参加者の方のなかに介護美容の分野で活躍してる方が数名いらっしゃいました。
午前中には高齢者の皮膚をテーマにした勉強会があったので、そのためかもしれません。
本当は私もこれにも出たかったけど、さすがに時間的にアウトだった……。

私には93歳の祖母がいるために、過去こんな記事も。
i3valley.hatenablog.jp


↑ここで、
・後期高齢者向けの美容品はどこで買えばいいのか
・っていうか90代なんてマーケティングターゲットから外れているのでは
・できれば本人に選ばせたいけれど、うまく買い物ができない可能性もあって難しい
という問題提起(?)しています。

あるっちゃあるけど

で、実際高齢者向けのスキンケアアイテムがあるっていうのを交流会で知ることができたものの、これは介護用品に近いのかな~って感覚で。
さらにネットで購入できないっぽいんですよね……。
私は祖母のいる実家とは離れて住んでるから、ネットで買って受取を実家にするっていうのが一番スピーディーで楽なんですけど……。


これ、すっごいネックだなぁって。


いま介護施設回って美容理容をするっていうボランティアの方々もいらっしゃいます。
多分、髪を切る理容ボランティアっていうのは知っている方も多いと思うのですが、お化粧するボランティアの方もいらっしゃるんです。
いま美容セラピーというのがあって。
お化粧することできれいな自分に自信を持つことは、認知症予防にもいい効果があるっていう(ざっくりした適当な説明)。


でも多分これ、うちみたいな「週に2~3日デイケア利用でゆるっと在宅介護」みたいなひとには、そういう情報おりてこないんですよね……。
そういう情報欲しいのは「介護している側」の子・孫世代なんだけど、自分自身がデイケア施設に行くわけでもないから、そういった情報がキャッチできないでいる。
そして、ネットにはそういう情報があまり流れてない。
いや、サンプル私しかいないので本当かどうかわかりませんが(弱気)。

美容関係のひとSNSが上手じゃない(※個人的な意見です)

で、ここは私の個人的な見解なんですけど。
こういう美容関係のかたって、正直ネット、SNSの使い方がうまくないんですよ!
なぜか!!
スマホしか触ったことがないっていうアイリストさん、エステティシャンのかためっちゃ見るんですよ。世代関わらず。
ホットペッパービューティー任せっていうオーナーさんとかね。


エステって正直自宅でもベッドあっていろいろ許可とれれば開業できちゃうんですけど、集客上手くいかなくって辞めちゃうひと多いのも問題だ~って言われてまして。
口コミがうまくいかないとか、リピーターがつかないっていういろんな原因はあるんですけど。
でも。


それ、私、ネットがヘタなのも要因だと思うよーーー!!!


あと、なんでか美容関係の人ってアメブロ大好き!
みんななんでアメブロでブログ作っちゃうんだろう!?
正直アメブロ内でのpv数は上がるんだろうけど、アメブロ村からは広がってないイメージあるんですけどねぇ、アメブロって(お前はアメブロに親を殺されたのかという拒否具合)。


話戻して。
で、結局、

・美容の施術側や美容用品取扱側がネットの使い方があまり上手じゃない
・介護施設でボランティアされている団体のかたの年齢がネットどんぴしゃ世代じゃない

という要因から、私たちみたいな本当に必要な情報を欲している世代にはアプローチがなくって(あっても届いてなくって)、マッチングがうまくいってないのは……!! と。

ここを解決すると、いろんなことができると思うんですよー!

主張は

私の主張をまとめると、


・介護美容までいかない、「後期高齢者美容」の分野を切り開くべき
・今後は高齢者社会になるから、今後絶対必要になると思うし
・それにはネットの力をうまく導入させるといいと思う


介護美容の分野はそういうNPO法人が設立されていますし、そこそこ広がりがあるとは思うんですけれど。
こう、うちみたいな施設に入るほどでもないけど介助が必要な女性に向けて、もっとライトに、カジュアルに情報が入るといいと思うんです。
もうねぇ、祖母みたいな年齢でガチガチに乾燥しやすい肌にはどういうお手入れしたらいいのかから、いいスキンケア用品まとめて知りたいんですよ!

だから交流会前にあった講習、本当出たかったのよ!
WEB配信されるのを待ちます(日本化粧品検定協会員はWEBで見られるサービスもあるのです)。
でもこういった特別な講習会にでなくても、さくっとスマホでも調べられるといいなって。
「高齢者 スキンケア」で検索すると、看護師さん向けや皮膚科の情報がヒットする。
もっと「モテコスメ」並のゆるさでスマホに出てきてほしい。

ついでにそのアイテムがさくっとネットで買えるシステムもついてるといいなぁ!!
美容アイテム、商品だけじゃなく、「そのアイテムをどう使わせるか」っていう説得技とかもね!
もう年取りすぎて頑固になってて、使うのは決まったものじゃないとイヤっていう人も多いよねっていう話を交流会でも聞いて。
「資生堂やポーラだと態度が軟化する」とか(笑)。
そういうサービスあればな~。


こういうのをいろいろ考えることができたので、交流会参加できたのでとてもよかったです。
あと自分が高齢者美容(介護美容)に興味持ってだんだなって、そこにも気がつけました。

余談

昔、にちゃんねるの化粧板に「かあちゃんを化粧してあげるスレ」っていうのがあったんです。
そこに古臭メイクをやめるようアドバイスしたら喜ばれた、入院中のかーちゃんにしてあげたら感謝されたとか、そういうほっこり系の書き込みが多くて。
そのなかに、「かーちゃんじゃなくてばーちゃんに化粧した。最期の化粧だ」っていう書き込みもチラホラ見た記憶がある。
ひとは生きてるときだけじゃなく、命が終わってからも化粧をするんだって、そのとき気がついた。
生きている間も、命つきても、美しく。
人生に美容って必要なものだと私は思う。