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29/b++

コスメや漫画や演劇やたまにライターの仕事の話とか

通ぶってる

最近のぼんやり考えごと。


まぁわたしもお年頃なので、女性の体の仕組みとか、妊活とか、出産とか、育児とかの情報を目にすることが多いんですね。
ここ1年ほどは小児科医のかたや、産科医のかたとかのTwitterアカウントなどをフォローしたりしていて。
世の中で広まっている情報も「それは違う」と先生が否定したり、医学的な立場からもう一歩つっこんだ情報を書かれたりしていて、とても勉強になります。


そんな先生方が、最近しっかりとデマ情報に惑わされないで、と声をあげるようになってきました。
キュレーションとか、ママ向け・女性向けメディアの、ドクター監修がないメディアに気をつけて、と。さらにはそのドクターが安心できる人なのかも見てくれ、と。


私は女性向けメディアの中にいたひと、なので、なんとも言えません。
本当、誰もがネット環境とパソコンがあれば、キュレーターなんて簡単になれて、画像拾ってきて文章くっつければ記事を書くことができます。
私がいたメディアも、全くの素人さんでも読める記事が書ければ、こちらで誤字の修正、編集して載せていました。
しっかりライターとして活躍しているかたもいれば、とりあえず文章が書いてみたいという人も多かったです。そこからすごいライターになった方もいました。
でも、いまドラマでやってるような「校閲」はありません。書いてあることはライターさんが調べたこと、または体験談で、それが事実かどうか調べることはありませんでした(私のいたところは。ほかのサイトさんがどうかわかりません)。


医学的な記事の場合は、出典を必ず書いてもらうようにしていたり、そもそもテーマの時点でボツにしていました。
もともとサイト自体が、ライトに読んでもらえるもの、暇な時や待ち時間に読んで楽しんでもらえればという方針もあって(でも私がこんなテイストだって聞いたのは入社して1年以上後だったんですけどね……)、あまり専門的な記事は載せていなかったので、そういう面ではまだセーフだったのかなぁとも思います。
自身の体験を記事にする人も多く、子育て系の記事もありました。


なんかの本に載ってたけど、一度精神・心療内科にかかる病気を経験した人って、カウンセラーになりたがる人が多いんですって。自分の体験から、ほかのひとの役に立てるからって(あ、これも出典どこだって話になりますね、忘れましたすみません)。


これを読んだときに、私は猛烈に自分のことが恥ずかしくなったんです。


私も適応障害で今年春までずっとパキシルという薬を飲んでいました。
別に隠してもいなかったので、相談にくる人も多かったです。自分もちょっと、とか家族が……とか。
そんなとき、わたしはあたかも専門家になりきって、ドヤ顔でアドバイスしていたんじゃないのか、と。
体験談だけならまだしも、そこからどうすればいいかなんて、その人にしか決められない(決める判断力も鈍ってるかもしれない)のに。
思い上がって舞い上がっていた自分がいたかも、と思うと「うわあああああ」ってもう床をゴロゴロ転がるしかできませんでした。
なんちゃってカウンセラーになって、人の役に立てた気になって、とか、あああああああ!!!! もう!!!!!


もちろん、そこから真面目に勉強されてカウンセラーになった方や、ご活躍して多くの方を助けている方もいると思います。
でも、私は体験しただけで、それを伝えるための勉強はとくにしていません。
でもでも、こうやって、人にわーって話たり、こういうブログやSNSでいくらでも書けちゃうんですよねぇ。


多分、こういうなんちゃってカウンセラーさんとか、アドバイザーさんがめちゃくちゃ増えてるんじゃないでしょうか。
それを、いかにも専門家の意見っぽく仕立て上げることって、本当に簡単です。
そうして、そうやってなんちゃってな人を量産しているという、メディア側の性質もあります。
私にでさえ、ランサーズの大量募集で、ダイエットの記事書きませんかって案内がきます。
私はダイエット、専門外です。とくに詳しくありません。太っても結構元に戻りやすいし、自律神経狂って変に痩せたところです。
でもネットで調べた情報で、画像数点拾ってこれればそれでキュリエーションの記事としてはOKなんですって。


どんな情報でもほしい、という人もいますが、その「どんな」の中には「間違った・危険な情報」はさすがに含まれてないでしょう。


私は美容の記事も書くけど、美容と健康って密接で難しくなってきたなって最近感じています。
コスメコンシェルジュの資格も取りましたけど。
だから最近はレビューとかコラム的な記事を書いていて、ライター始めたころのような記事はもう書けない(書かないし、世の流れ的にも)なって思います。
餅は餅屋で、医療ジャーナリストや美容ジャーナリストのかたにおまかせするか、自分がしっかり勉強してそちらに行くか。
今までは自分が一度体験したことを、あたかも通ぶって情報拡散できる世界だったけど、いまはしっかり上のように産科医さん、小児科医さんが出産や育児分野では「NO」を突き付けています。


そうすると今度はあくまでも個人のブログですーってアフェリエイトのサイトも多くなりそうですが。
妊娠系の記事読もうと思って探して読んでみると、なんであれみんな葉酸のサプリメントの広告ブログなんでしょうね(笑)。
テレビで途中までドキュメンタリーだと思ってたら青汁のCMだったみたいな感じ(笑)。


まぁまたオチはないんですけど、最近魑魅魍魎なブログ・FBウォッチばかりしていると、結構怪しい女性のホルモンを売りにした人たちに行き着き、その人たちを小児科医の方が斬りまくってる現場(Twitter)に出くわすので、いろいろと考えてたことを自分のなかで整理しましたとさ、どっとはらい。