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なんでこんなアイドルを知らなかったのか

ふと、インターネットをうろうろしていたら、とあるアイドルの投稿を見つけた。
そこには卒業する彼女が、どのように「アイドル」をしていたかが綴られていた。
とても丁寧に、細かく、わかりやすい言葉で、でもアイドルらしく。
なんで、私は彼女をもっと早く知らなかったんだろう。
いや、知ってたけどそこまで注目しなかっただけ。もったいない!

内山奈月ちゃん

AKBの内山奈月ちゃん、20歳のアイドル。
卒業公演も終わっていて、もうすぐAKBとしての全活動を終えるらしい。
彼女は大学生で(慶應義塾の経済らしい)、高校~大学とAKBを4年間両立していた。すげぇな。ご両親に言われていたかららしいけど。
さらにご両親に勧められて教職課程まで取っているとか。


彼女は特技披露のとき、日本国憲法の条文を暗記していたのを披露したことで注目され、「憲法アイドル」なんて呼ばれてたらしい。本も出している。

憲法主義 (PHP文庫)

憲法主義 (PHP文庫)

ここらへんは彼女の名前で検索してください(笑)。

『マジすか学園』てAKBが出演するドラマがあるんですが、そこでも彼女の役名が「ケンポウ」でした。
この役、途中で退場しちゃうんだけど、すごく人間味があるんですよね。
ドラマの内容がただのヤンキーものだったのがヤクザさんが絡んできて、人が死んだりAKBメンバーがガンガン死んでいって、そこでケンポウは「なんでたかが女子高生が死ぬんだよ」て、途中退場するんです。
前のシリーズで峯岸みなみが「ヤンキーが命かけるのかよ」って呆然としてたのを思い出す役、唯一現実を見ている役でした。
それも、内山奈月ちゃん自身が「大学生」であったからかなーなんて、一人で納得している。

Google+の投稿がスゴイ

内山奈月ちゃんの大ファンの方からしたら「何を今更」と思える内容かもしれませんが、まぁ温かい目で見てください(笑)。


卒業にあたって、AKBのメンバー全員がアカウントを持っている「Google+」(通称ぐぐたす)で、それまでの活動を振り返っています。


内山奈月 - 基本情報 - Google+


一つ一つ長くて、すごくしっかり書いているんだけど、その中でも「両立」っていう、エントリー。
【なっきー最後に語っちゃうよ❤️笑】 3. 両立 こんばんなっきー(*^^*) 今日はね、 春休み前最後の学校に 行ってきたよーーん( *´艸`) …

彼女が学生生活とAKBの活動をどのように両立させていたか、ということが書かれているんだけど、「すごい」としかいいようがない。
理系から(数Cまでやってたのに)、文系に受験直前で変えるところまでしているほど。
そうしてまでも、学生とAKBをどっちも100%でやりたい、という堅い意思。
でも、そこには「めっちゃ大変でさ~~!」という愚痴っぽさがなくって、スタッフやメンバー、友達、家族、そしてファンへの感謝ばかり。

AKBでは学校に通うことの大変さを
理解できるメンバーはあまりいないし
また学校でも
AKB活動をすることの大変さを
リアルに分かってくれる友達も
当然いなかったからね・・・。


女の子のアイドルって進学とアイドルの両立って難しいのかなって思う。
とくにAKBみたいに順番が付いちゃうところだと。
女優さんだと大学卒業している人多いし、ジャニーズも高学歴な人多い印象なんだけど。
もっと、両立というか、「やりたい!」っていうことを欲張っていい環境ができるといいですね。
内山奈月ちゃんは、その欲張るためにすごく努力と工夫をした子なんだろうなって思えます。


多分「どっちもなんて無理だよ」っていうことは普通の人生でも多い。どっちもやりたいと言ったら、両立っていう「あなたが頑張ってなんとかしなさい」という自己責任になりやすい。「欲張っていいよ」って甘えさせてあげられるような、そんな環境ってあんまりないのが現状だと思う。
アイドルだけじゃなくて、部活動やスポーツ一本な人とか、それこそ会社一筋だった男の人のセカンドキャリアとか。
「一筋」っていい言葉だけど、なにかの拍子で――、例えばケガとか病気とか。それで継続できなくなったときに自分にはなにが残っているか? そうなったとき、選択肢を持っていることになると思うのだが。
だけど、世間では「これ一本で頑張ってる●●さんすごい」「私にはこれしかないから、これで頑張る」ということが多いかな、と。
どっちもやりたいなら、どっちもやっていいじゃん、ね。
それを「保険」と取る人もいるかもしれないけど、内山奈月ちゃんのようにどっちも100%でやってるなら、それはもう「保険」ではない。
人生に自分の武器は多いほうがいい。


握手会はAKBファン以外の人には謎のイベントだと思う。
たかが10秒、女の子と握手するだけに1,000円以上するCDを購入しているのだから。
私も謎なイベントだと思っている。

彼女はその価値をスゴイわかっていて、


【なっきー最後に語っちゃうよ❤️笑】 7. 握手会のマイルール 今日も昨日に引き続き 握手会のお話をさせていただきましたっ☆☆ なんだかさ…

正直、
はじめましての方にも
2回目の方にも
10回目の方にも
ぜーーーったいに悔いのない10秒間を
お届けするために
テンプレートちっくな部分は
あったかもしれない・・・。

だって私たちに与えられた10秒って
すごく短い時間。

その10秒間を
安定したクオリティーのものにするためには
ある程度なんて言うか準備をしておかなきゃ
間に合わないんだよね。


【なっきー最後に語っちゃうよ❤️笑】 8. 握手会はステージ☆☆ こんばんなっきー!! 今日で握手会のお話は とりあえずラストだよ(´∀`) …

だから、
1000円の価値のある握手はもちろん
ここに来るまでの時間とか
待っている時間とか
全部全部チャラになっちゃうくらいハッピーな
握手がしたいなって思うんだ。

こう書かれたら、ファンは絶対うれしいよね。
プロとしての意識というか、これがアイドルとしての意識というか!
こんな思いで握手してくれるんだ~って思ったら、握手会というイベントがすごく魅力的なイベントに思えてくる。


彼女以外に学業と両立しているアイドル、握手会を頑張っているAKBのメンバーはたくさんいるだろうし、今回彼女が卒業するからこそ、裏側と本音を書いている。
きっと、こんな努力を何も言わず去っていくアイドルも多かったと思う。
でも今回彼女がこういうエントリーを投稿したことで私は、「本当に学業との両立って大変だな、でも頑張っているんだな」「大勢の中で埋もれないように努力していたことって、普通の社会人でも必要なことだよな」と、いろんなことを教えてもらった。
AKBとしての内山奈月ちゃんをもう応援することはできないけど、「内山奈月」という人を応援したい、そう思った。


卒業したら、彼女は新しい夢に向かうらしい。それが芸能生活なのか、一般人としての生活なのかわからないけれど。
個人てTwitterしたら、それは絶対フォローしたいな~。