中日劇場でお芝居を見るのは初めてだったのですが、大阪で言うと「松竹座」みたいな感じですね!
幕間に食べられるお弁当売っていたりして。
B席だったので2階でしたが、ストレスなく見やすくてよかったです。
レミゼはダブルキャスト・トリプルキャストが当たり前なので、チケットを取るときに「誰と誰の組み合わせでみようかな~」と俳優さんで選ぶのも面白いところ。
……が、私、レミゼ全く詳しくなくてですね! とりあえず「よし、平野綾ちゃんでている日にしよう」とそれだけで選んだのです。
平野綾ちゃんは以前「嵐が丘」で見たことがあって、そのときアフタートークショーですごいサービス精神でお客さん楽しませてくれたんです。
レミゼは映画で見ただけで「レミゼと『ミス・サイゴン』は一度は見ておかねばなあ」という理由だけで見てきました。
以下、素人な感想です。
やっぱ音楽がいい!
曲がやっぱステキ! アンサンブルの力強さがとってもステキだった~!!
前半の展開の早さよ
ジャン・バルジャンの脱獄~ファンティーヌが絶望するまで、異様に早くないですか? そう思ったの私だけ?
映画を見ていたので(というか原作読んでおけよ)あらすじ知っていたからいいけど、「あららら、もうここまできたの?」という感じであっちゅう間だった。
の、割にテナルディエ夫婦の登場シーンは異様に長く感じた。彼らあとから出番たくさんあるし、もう十分ろくでなし感でてるからあそこまで長くなくていいのに、と思ったり……。
ラストシーンで大感動
そんなわけでB席だったしかなり俯瞰した感じで冷静に見ていたのですが、もう最後の最後でじわ~っと感情が押し寄せて涙が出てきそうになりました。
ジャン・バルジャンの老いと、コゼットを任せられるマリウスを見つけた安心感、迎えに来たファンティーヌでぐっと来ちゃいました。
さすが、さすがやで……。ああ、これがレ・ミゼラブルの凄さなんだなぁと思いました。
あとはキャストでいうと、マリウスの海宝さんは本当、いいとこのボンボンでコゼットに恋しちゃた浮かれちゃういい青年でした。顔もかっこよかった。エリザベートでいうと、ルドルフっぽい。
ファンティーヌ、知念さんお綺麗だったけど、歌もっと高音で歌った方がいいのでは? 最期の息絶え絶えの歌のほうが自然に聞こえました。
目当ての平野綾ちゃん、安定していてよかった~。マリウスといると可愛いのに、世間を憎んでる顔もよかった。
と、偉そうに書いてみる。
という感じで、幕間まで「やっぱおっさん二人の話よりふりふりドレスのもっと中世の話の方が好きだな」と身も蓋もない感想を持っていたのですが、最後のあの盛り上がりというか、感情の高ぶっていく感じを味わえてすばらしかったです。
名古屋が終わったら福岡、富山(! 実家のある富山で!)、静岡とまだ公演がありますので一度も見ていない方はぜひ。